オレンジねっとが運営する「ときめきカフェ」では、
毎週火曜から金曜まで、優しい味のランチ(550円)を提供させていただいています♪
ランチと同じ献立の「お弁当」を、お昼ご飯として地域の高齢者のもとに届けることも、ボランティアとしての大切な活動の1つです。
「○○さん、こんにちは! 荒川です!」
はきはきした声をかけておうちに入る荒川さん。
お宅によって事情は様々で、玄関先で軽い会話を交わすことも、おうちの中までお邪魔して、お味噌汁やおかずを温めてから出すことも。
お弁当は「温かいごはん」以上の意味を持っている、と荒川さんのお話から感じます。
ご近所とのつながりを持てなかった人たちが、お弁当配達をきっかけにして外交的になり、「ときめきカフェ」にご夫婦でお茶を飲みに出てくるようになったり。
病院に行って検査するのを嫌がっていた方が、仲良くなった荒川さんからの助言を聞き入れて、ついに重い腰を上げて病院に向かったり。
筆者は勝手なイメージとして、「ご近所づきあいを避ける高齢者の方が、なぜお弁当配達の荒川さんを受け容れたのだろう?」と考えていました。
荒川さんにこの疑問をぶつけると、
「それが『ボランティア』という立場だからこそだと思います。
皆さん、『息子さんからお願いされました。地域でお弁当づくりなどボランティアをしています』など、お子さんのことや、ボランティアであることをお話しすると、割と受け入れてもらえますよ。
介護職に携わる専門の方を嫌がる高齢者はいらっしゃいます。専門職の人はお仕事として、高齢者の方と接しますよね。
ボランティアはまずふれあいなので、そこが逆に良いのかもしれません」
との答え。
遠方にいる大切な家族から気遣われている、と感じると、その好意を受けとろうと思えるのかもしれません。
なんだか温かい気持ちになりました。